日誌

園芸科だより 果樹部門 ~今年度後半の実習を振り返って~

 

 本校の果樹園も2月を迎え、寒風の中、ウメの開花が見られるようになりました。

 今年度後半からの実習の様子をお伝えします。

〇ウメの植え替え(改植・更新)準備(10月)

 古くなったウメの木の上部を、ノコギリで切りました。根も掘り起こし、来春には一部新しい苗に植え替える予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇オリーブの更新(10月)

 害虫やイノシシなどの野生動物により枯死してしまったオリーブを、植え替えました。

 本来は春になってから植え替えるのが理想ですが、他の栽培管理と学校行事等との関係もあり、この時期に植え替えることにしました。植穴は約50cmの深さまで掘る重労働でした。植え穴の周囲に施肥をする

 

オリーブ植え付け

オリーブ改植後の全景

〇防鳥網の片付け(ナシ園)(11月)

 防鳥網が、野鳥からナシの果実を守ってくれました。収穫を終えて、生徒はお互いに協力して防鳥網をはずし、網を一箇所にまとめました。

防鳥網をひとつにまとめる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇ナシの追肥(礼肥)(11月)

 収穫を終えたナシ園に、追肥をしました。今年、ナシの果実が収穫できた「お礼肥」です。一列に並びながらの共同作業でした。

ナシ園追肥

1列に並んで均等に施肥します

〇ウメのせん定(1月~)

 できるだけ良いウメの実がたくさん収穫できるよう「間引きせん定」や「切り返しせん定」を行いました。

 1年生も使い慣れない脚立(きゃたつ)を使用し、安全に気を付けながら、せん定ばさみやノコギリを使ってせん定作業を行いました。

3年専攻生せん定

〇果樹園全景ナシ園

オリーブ畑より見た果樹園

〇 JGAP認証 本年度も昨年度に引き続き、野菜班の青果物とともに、ナシ栽培でJGAPの認証をいただきました。

来年度も安全、安心な果樹栽培に努めたいと思います。