園芸科だより 果樹部門 ~今年度後半の実習を振り返って~
2021年2月12日 09時08分
本校の果樹園も2月を迎え、寒風の中、ウメの開花が見られるようになりました。
今年度後半からの実習の様子をお伝えします。
〇ウメの植え替え(改植・更新)準備(10月)
古くなったウメの木の上部を、ノコギリで切りました。根も掘り起こし、来春には一部新しい苗に植え替える予定です。
〇オリーブの更新(10月)
害虫やイノシシなどの野生動物により枯死してしまったオリーブを、植え替えました。
本来は春になってから植え替えるのが理想ですが、他の栽培管理と学校行事等との関係もあり、この時期に植え替えることにしました。植穴は約50cmの深さまで掘る重労働でした。
〇防鳥網の片付け(ナシ園)(11月)
防鳥網が、野鳥からナシの果実を守ってくれました。収穫を終えて、生徒はお互いに協力して防鳥網をはずし、網を一箇所にまとめました。
〇ナシの追肥(礼肥)(11月)
収穫を終えたナシ園に、追肥をしました。今年、ナシの果実が収穫できた「お礼肥」です。一列に並びながらの共同作業でした。
〇ウメのせん定(1月~)
できるだけ良いウメの実がたくさん収穫できるよう「間引きせん定」や「切り返しせん定」を行いました。
1年生も使い慣れない脚立(きゃたつ)を使用し、安全に気を付けながら、せん定ばさみやノコギリを使ってせん定作業を行いました。
〇果樹園全景
〇 JGAP認証 本年度も昨年度に引き続き、野菜班の青果物とともに、ナシ栽培でJGAPの認証をいただきました。
来年度も安全、安心な果樹栽培に努めたいと思います。