日誌

2017年6月の記事一覧

勉強のやる気を出す方法

6/29~7/4にかけて、1学期期末考査が実施されます。高校の勉強は、学校の宿題、日々の予習復習…などなど、質・量ともに重いものだと思います。やらなければならない時に限ってどうしてもやる気が出ない、目の前に積まれた課題の多さに嫌になってしまう…大人でも、現実から逃げたくなってしまうような状況だと思います。しかし、やるべきことから逃げるわけには行きませんので、自分なりの方法でやる気を出し勉強に集中する方法を紹介したいと思います。


やる気を出すコツ1:原因は環境では?集中できる環境を整えよう。
勉強のやる気を引き出すためにまず大切なのは、「勉強モード」へのスムーズな導入です。集中力は、一旦スイッチが入ると素晴らしい効果を発揮するそうです。部屋の温度設定、机の上の掃除や勉強しやすい場所を見つけるなど、できるだけスムーズに「集中スイッチ」を入れ、継続させるための環境を整えましょう。


やる気を出すコツ2:眠い頭を勉強モードに切り替えよう。
考えすぎて頭が痛くなってくる、気が付くとぼうっと遠くを見ている、何となくスマートフォンを操作してしまうなど、ふとした時に頭が回らなくなってしまうのもよくあることだと思います。そのような時は、軽く運動をしたり、スマートフォンを近くに置かなかったり、適度に休憩を取りメリハリをつけるなど、頭を「勉強モード」に切り替える方法を試してみると良いかもしれません。


やる気を出すコツ3 勉強のやり方を効率よくしよう。
勉強は、成果が出てくると急に面白くなってくるものです。効率のよい勉強法でできるだけ早いうちに成功体験を得て、「成果が上がった→楽しい→やる気がでる→さらに成果が上がる」のサイクルを実現させるといいでしょう。目標を明確にしたり、「わからない部分」を中心に学習したり、勉強する時間を決めるなどといったことで、効率が上がるかもしれません。



勉強は誰でもつらいものだと思いますが、やる気と集中力を身に付けて一度波にのってしまえば、苦もなく取り組めるようにもなるものだと思います。ぜひ、さまざまな方法を試してみてください。

勉強に集中できない

もうすぐ期末考査になるけど勉強に集中できない・・・っていう悩みをもつ生徒は多いのではないでしょうか。期末テストまではまだ時間があるし……と、ダラダラ過ごしていると、つい気が抜けてしまいがちです。そうこうしているうちに、テストや入試に向けた勉強がおろそかになってしまうことが多いと思います。そこで、今回は勉強に「メリハリ」を付けるコツについて紹介したいと思います。
①タイマーで時間を区切って勉強・休憩する
頭がなかなか勉強モードに切り替わらないときは、あらかじめ時間を決めて勉強してみましょう。そのときに、スマホなどのタイマーを使って時間を区切ることで、いっそう勉強に集中しやすくなるかもしれません。例えば、「15分間」で「英単語を3つ覚える」「授業での先生の解説をまとめる」など集中して学習を行い、その後に「5分間」休憩するなど、一つひとつの学習と息抜きにメリハリを付けることで、効率的な復習・暗記などにつなげられると思います。

②勉強を中断・終了するときは、キリのいいところで切り上げる
復習や克服すべきことを身に付けられないまま、「また今度やればいいや〜」という気持ちで勉強していると、後になって「そういえば、あのときに引っかかった問題、結局、理解できてないな・・・」と、苦手な部分を放置する原因になりがちです。学習内容が中途半端にならないように、勉強を中断・終了するときは、キリのいいところまでやりきってから切り上げるようにしましょう。そうすれば、勉強が終わったあとのモヤモヤも減り、すっきりした気持ちで息抜きができると思います。

③1週間の中で、勉強のオン・オフのメリハリを付ける
いつも気が付くと何もしないまま1週間があっという間に過ぎていってしまうという生徒が多いと思います。1日の中だけでなく、1週間の中で勉強のオン・オフのメリハリを付けてみると良いと思います。例えば1週間のうち、まったく勉強しない曜日を決めておき、その日にたっぷり息抜きすることができれば、ほかの日の勉強のやる気につなげることができるかもしれません。1週間の中で、ほどよくストレスを解消しながら、勉強に向き合う時間を作っていきましょう。

毎日の勉強にメリハリを付けて、効果的に復習や予習をすることができれば、期末テストに向けた学習にも力が入ると思います。勉強になかなか集中できない・・・という人は、紹介したコツを参考に、脱・中だるみを目指して勉強に励んでみてください。

その勉強、将来役に立つんです

最近、生徒から「先生、こんな勉強って将来何の役に立つのですか?」って質問されることが多くなりました。保護者の皆様は、お子さまから勉強のやる気が出ないときや、なかなか理解できない問題に出くわしたときにそう言っているのを耳にしたことはありませんか?あるいはご自身が学生時代に、そう感じたこともあったのではないでしょうか。

結論から言います。役に立つんです

確かに、学校で習ったことをそのまま使う機会というのは、そう多くはないかもしれません。たとえば社会人になって仕事をしている中で、振返ってみたら「あれ?そういえばこれってあの時習ったことじゃ…」なんていうことが多くあると思います。

たとえば、中学3年生と高校1年生で学習する因数分解を例にしたいと思います。実際に社会に出てから因数分解を使用する機会は少ないと思います。ですが、因数分解は『考え方』が重要であるのです。数学は『論理的に物事を考え、整理をする力』を鍛える手段であると思います。実際、私は約5年前まで一般企業に勤務しておりましたが、その際に『論理的思考』というものが重要であることを実感しました。

数学を学ぶ目的は論理的思考の
●筋道を立てて物事を考え、それをわかりやすく説明する力
●一貫していて筋が通っている考え方あるいは説明の仕方
を学ぶことにあると言われています。

天才物理学者アインシュタインの言葉に、「教育とは、学校で学んだことをすべて忘れたその後に残っているものだ」というものがあります。数学を通して身に着けた論理的思考さえ忘れなければ、数学を学んだ意味はあると思います。

テストは受けた後が大事! その②

6月に入り衣替えとなりました。
服装も替わりましたので、こころ新たに心機一転して期末考査に向かって
早期対策を進めましょう。
さて、前回の記事では「テストの結果以上に、テスト後の振り返りとその
後の学習が大事」
であり、原因分析の方法について紹介しましたが、今回
は課題と対策、計画の振り返りについて紹介したいと思います。

(1) 教科ごとに課題と対策を検討する
 今回のテストを踏まえ、今後どのような点に力を入れて勉強するかを検討
し、教科ごとに目標を設定しましょう。
(例えば、「数学/1日1題、苦手な問題を解く」など)
目標が明確になると毎日の勉強にハリが出て、成績向上につながりやすく
なると思います。ちょっとしたつまずきを放置してしまうと、そこから徐々に
理解できなくなり、やがて「苦手科目」となって勉強しなくなる場合もあります。
早めの課題発見と対策が肝心と心得ましょう。
(2) テスト対策の計画を振り返る
 テスト前の計画についても振り返り、次回以降に生かしましょう。
「対策を開始した時期は適切だったか」「勉強時間は十分だったか」「計画していたけど、できなかったことはあるか。その原因は何か」「計画で抜けていたことは
あるか」といった観点から見直すようにします。保護者の方も、批判するので
はなく、冷静に振り返り、お子さまと一緒になって改善案を考えると良いでし
ょう。

このように定期テスト対策として、計画を立て、実行し、振り返るというプロセ
スを繰り返すことが、次への効果的なテスト対策をすることにもつながります。